学校ではマジメな生徒が成功する。
社会では賢い大人が成功する。
学校ってのは、基本的におとなしく勉強していれば良い成績が付く。成績が良い生徒は優秀な生徒として扱われる。進学のときも有利になるし、クラスメイトからも「勉強ができるやつ」として一目置かれることもある。
だけど、社会ってのはただ勉強ができるだけじゃうまいことやっていけない。もっと複雑で高度な能力が必要になる。仕事をするための専門的なスキルはもちろん、円滑に仕事をするためのコミュニケーション能力やマナーなどなど。
それに、たぶん一番大事なのは、「賢さ」なんだと思う。
学校にも、クラスに何人か賢いやつがいた。それは勉強ができるという意味の「賢い」とは違う。
何が一番効率が良いか?
どうやったら一番楽にやれるか?
どれを選ぶのが一番有効か?
そうやって自分の頭で最善の道を導き出し、自分の意思で行動を決めることができる人。そういう「賢い」人がいた。
きっとこういう賢い人が社会ではうまくやっていけるんだ。世渡りがうまく、自分の立場をわきまえていて、やるべきことをわかっている。それに自分がうまく生き残る術を知っている。そんな感じがする。
一方、学生のときにただただ言われるがままに勉強だけしていた人は、社会では生き残るのが難しくなる危険がある。確かに知識はいっぱい持っている。だけどそれだけだ。
ただ親や先生から言われるがままに勉強して、良い成績だけ取っていた人は、社会に出て人生詰むかもしれない。自分がなにもできないことに気づいて絶望するかもしれない。
僕はまだ学生だから社会に出てない。まだ人生詰んでない。だけどヘタすればもうすぐ詰むかもしれない。
高校まではコミュニケーション能力なんて項目は通知表になかった。通知表にあるのはどれだけ勉強ができたか、という欄だけだった。
それなのに突然、大学生になって「就職するにはコミュニケーション能力が大事だぞ。プレゼンもできるようにしろよ。ディスカッションも必須だぞ。」なんて言われる。
今まで、そこそこ成績の良い学生だったっていうのに、突然「それじゃ社会では通用しないぞ」だって。なんだそれ。
学校では勉強できるやつが成功する。社会では賢いやつが成功する。
勉強しかできないやつは人生詰むかもしれない。
なんだかネガティブな内容になっちゃったなあ。
明日からは気持ち切り替えますよ。