ここまで特にトラブルもなく、順調に生活できている。まあまあ快適な生活を送っている。
生まれてきて21年間。生まれてはじめて、完全に"ひとり"という状況になってみて感じたことがある。
今まで僕は、"ひとり"が好きだと思っていた。孤独のなにが悪いのか、と思っていたし、"みんな"でいるより、"ひとり"の方がいいに決まってる、と思っていた。
孤独大好きの僕には、「寂しい」なんていう感情は無縁だと思っていた。無縁はちょっと言い過ぎかもしれないけど、でも、人より寂しいと思うことは少ないと思っていた。
で。一人暮らしはじめて、いざ"ひとり"になってみるとどうだったか。
僕にも、ちゃんと「寂しい」という感情が眠っていたことがわかった。こんなにまともに「寂しい」と感じたのは、はじめてだった。
寂しい、というのか、心細いというのか。とにかく、今まであまり感じたことがないほど、きちんとこういった感情になった。
これは自分でもちょっと意外だった。今まで、さんざん「ひとりがいい」「ぼっちでなにが悪い!」「ひとりの方が気楽なのに」って思ってきた。けど、いざひとりになってみたら、湧き上がってきたのは「寂しい」という感情だった。
とくにそう感じるのは、夜。夜暗くなると、寂しさや心細さが増す。ひとりで暮らすには広すぎる家にひとりでいると、心細くなるのも無理はないのかもしれない。
ただ、これは慣れの問題なのかな、とも思い始めている。実際、このブログを書いている今日は、昨日やおとといほど、寂しさを感じていない。
あと1週間もすれば、「一人暮らしサイコー」「やっぱりひとりが気楽でいい」なんて言っているかもしれない。
それはそれで、ひとりに慣れすぎると、人と会ったり話したりしなくなりそうだから考えものだけど。その辺はバランスを意識していきたい。
まぁ、まだ始まって3日だから、いろいろと心もバタバタしてるんだろうと思う。今までにないほどの大きな環境の変化が起きたわけだから、いろいろ心がざわついているのかもしれない。
それに、「寂しい」とは言いつつも、一人暮らしがしんどい、とか、一人暮らししなきゃよかった、もう実家帰りたい、なんてことはまったく思っていない。
せっかく環境を変えたのだし、まだまだこれからだという気持ちでいる。怖気づかずに、自立をめざして前進していきたい。
- 作者: 大泉書店編集部
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