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内向的な人による、内向的な人のための、内省ブログ

生きているほうがいいに決まってる

ぼくは数年前、もう生きていたくないと思っていた。「死にたい」という自殺願望ではなかった。「生きていたくない」と自分の人生を強く否定していた。自分が大嫌いで、壊したかった。だれか別のひとになりたかった。いまの自分のまま生きているのはいやだった。

 

けどいまは、「生きたい」と思っている。ときおり人生に疲れて休憩したくなるときもあるけど、きっとそれはみんなも同じことを思ってる。生きていたくない、と思っていたときの自分とさほど変わっていないけど、いまは生きたいと思っている。元気に、楽しく、おだやかに生きていくことを望んでる。

 

生きているとちいさな幸せがたくさんあると分かった。人と楽しく話せたとき、知らない土地に行ったとき、きれいな空と雲を見たとき、自転車に乗って風を感じたとき、だれかが楽しそうにしているのを見たとき。いろんな瞬間で、ちいさな幸せを感じることができた。

 

だから生きていたいと思った。人生って悪くないなあと思った。悪いこともあるけど、いいこともあると分かった。それをいろんな人に教えてもらった。たいしたことじゃないけど、楽しそうにしていたり、笑ったりしている人を見て、人生っていいもんだなと思った。

 

生きるのは疲れる。けどそんなに悪いものでもない。もし疲れたら、おいしいものを食べよう。だれかと話そう。ゆっくり寝よう。そうしたらまた生きようと思える。明確な根拠なんかないけど、生きているほうがいいに決まってる。のんびり生きていこう。