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内向的な人による、内向的な人のための、内省ブログ

ひとり旅をしようと思ったけどやっぱり行かない

9月にひとり旅に行こうと思ったのだけど、やっぱり行かないことにしました。

 

ひとり旅で自分の頭を再起動したかった

そもそもひとり旅に行きたいと思ったのは、ここのところ仕事が忙しく、そのせいで土日も仕事をしたり、仕事はしないまでも脳裏に仕事がある状態で頭が休まらないまま、月曜を迎えることが3ヶ月ほど続いている状態から抜け出したかったから。

 

抜け出すというより、いったん頭をシャットダウンし、動き続けているメモリを開放することで、自分自身を再起動させたいという感覚のほうが正しいかもしれない。

 

とにもかくにも、ひとりで静かに日常から離れる時間を作りたいと思ったのです。

 

しかしコスパが悪い

ということで、暑さから逃れたいという深層心理が働いのか、なんとなく北海道にでも行こうかなあ、と決め打ちをし、飛行機やホテルを調べてみることにしました。

 

ところが、飛行機もホテルも高い高い。9月は連休が多いので、需要が高まって、通常より高いのだろうと思いますが、にしても高い。

 

飛行機はLCCを使っても往復3万-4万円。ホテルも1泊2-3万円。合計で5-7万円。

 

遠出をすればこれくらいかかるのは当たり前かもしれませんが、いまやりたいのは観光ではなく、ただどこか知らない土地に行き、静かに過ごすこと。それにしてはちょっとコスパが悪いなあ、と思ったのです。

 

普段しないことをじっくりと

ということで、貧乏性な性分もあいまって、金銭面を理由に今回のひとり旅は行かないことにしました。(やっぱり気が向いてお金かけてでも行こう、と思い直す可能性はあれど)

 

代わりに、普段なかなかできていなかったことをじっくりとやってみようかと思ったのです。それは読書であったり、映画を見ることであったり、溜まっている海外ドラマを一気に見ることであったり。

 

気が向けば、日帰りで電車で行って帰ってこれる小旅行くらいはしてもいいかもしれません。

 

立ち止まる時間をつくる

仕事の話に戻りますが、忙しい時はとにかくなにかに追われていて、立ち止まることが怖いと感じてしまいます。というか、後ろから追いかけてくる仕事がどんどん増えるので、逃げるように前に進むしかないのです。

 

そうすると、いま走っている道が正しいかどうか確認することもできないまま、とにかく進むことだけ続けてしまうのです。まったく確認しないわけではないですが、丁寧に確認する余裕がないので、例えば地図上の「浜松町」と「浜松」を見間違えてしまうようなリスクを抱えています。

 

そんな状況がしばらく続くと心底、一度立ち止まる時間を持ちたいと思うのです。というかそういう時間を持たないと、どこに向かっているかわからなくなってしまう。一生懸命足を止めることなく登山をしていても、道が間違っていれば一向に頂上にはたどり着けない。

 

それは仕事だけでなく、日常生活でも同じで。普段はただ日常を回すだけで精一杯でも、すこし立ち止まって生活を見直したり、この先の人生について考え、それに基づいた生活をしていくことで、より充実するのではないかと思ったりするのです。

 

そんなこんなで、遠出という形ではありませんが、仕事が少し落ち着いてくるであろう9月は、恐れずにじっくりとなにかをする時間を作って、脳のメモリを開放する機会を作っていこうと思った次第でした。