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内向的な人による、内向的な人のための、内省ブログ

空に浮かぶ白いあれは、ほんとに雲なのか?哲学っぽく考えてみた。

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「あの空に浮かんでいる白いものは雲である」

これに誰か異論を唱える人いますか?笑。おそらくいないでしょう。なんかすごい気象のことに詳しい方で、「いやあれは積乱雲という正式名称がある!」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、そういうのはおいといて笑。とりあえず空に浮かぶ白いあれは、みんな「雲」だって知ってます。ほとんど世界中の人がそれを雲だと思っています。言葉は違えど同じもの指す単語で、あれは「雲」というものだ、という知識を持っています。でもそれって、

ほんとに雲ですか?

こいつは何を言ってるんだ?という顔はやめてください。説明します。

 

誰があの空に浮かぶ白いあれを雲だと名付けたのか知りませんが、たぶん結構昔に誰かが、あれに「雲」という名前を付けたんでしょう。それが世界に広まり、もう常識というか常識というレベルを超えた、当たり前のことになってますよね。でも、僕はすごくめんどくさいやつなので、「ほんとにあの空に浮かぶ白いあれは雲なのか?」と複雑に考えます。

 

あの空にある白いあれを「雲」と呼ぶのは、昔誰かがあれを「雲」と名付けたからです。つまり、その誰かさんが名付ける前は、あいつに名前はなかったわけです。あれはただの「空に浮かぶもくもくしたもの」であって、別にあれは「雲」ではなかったわけです。でも、今の私達はあれを「雲」だと信じてますよね。雲以外だってそうです。今、私の目の前にあるノートパソコン。これだって誰かが、これに「ノートパソコン」って名付けただけで、こいつ自体が「ノートパソコン」としてこの世に登場したわけではないのです。

 

つまり、何が言いたいのかと言うと、

私達が真実だと信じているものはほとんどすべて、

人間が勝手に名付けただけ。

ってことです。私達は言葉を使ってコミュニケーションを図ります。言葉は記号です。たとえば、人が飲むために水とかお湯とかをいれておくもののことは「コップ」って名前がついてます。もし、これに「コップ」という名前がなかったら、とても不便です。人に「コップを持ってきてくれ」と伝えたいとき、コップという名前がなかったら、「あのさ、飲むために水とかお湯とかをいれておくやつ、持ってきて!」って言わなきゃいけないわけです。めんどくさいですよね?笑。そこで、飲むために水とかお湯とかをいれておくあれに「コップ」という記号をあてることで、「あのさ、コップ持ってきて」と簡単に相手に伝えることができます。

人間は、この世にあるいろんなものごとに記号をあてることで、それを簡潔に表すことに成功しました。その方がわかりやすいし、便利ですよね。だから人間はものすごい賢いと思います。でも、いろんなものごとにつけた記号は、人間にとってわかりやすくするためにつけられただけなのです。つまり、コップはほんとにコップか?と言われたら、それは人間が勝手に「君はコップだ!」と名付けただけなので、ほんとにコップなのかどうかは分かりません。なんとなく言ってること理解してもらえたでしょうか?

 

でもね、そんなこと言ったらなんでもかんでも人間が名づけたものじゃないか、と思う方もいるでしょう。今、僕の目の前にある物、ノートやお菓子やティッシュ・テレビ・海苔・IPhoneも全部人間が名付けたものです。これらも全部、ほんとにそれはノートなのか?ティッシュなのか?わからなくなってしまいます。そうしたら、この世は全部人間が勝手にそう名付けただけで、何が真実なのかわからなくなってしまうじゃないか!となりますね。でも、僕はその通りだと思うんです。つまり、

この世にある真実は全て人間が勝手に名付けだだけ。

私達はいったいどこで生きていますか?地球ですか?ほんとにそうですか?それも勝手に人間が名付けただけですよ?私たちの住んでいる星は「地球」だという真実は人間の思い込みです。

 

じゃあ、真実はいったいどこにあるのか?それは人間には絶対に分かりません。だって、どんなに真実を追い求めようと、結局はまた人間が勝手に名付けるだけですから。人間が地球だと名付けたこの星は本当はなんて名前なんだ?って考えたところで、ほんとの名前はわかりません。仮に新しい名前をつけたところで、それもまた人間が勝手に名付けた名前なので同じことです。地球さんに「本名なんて言うんですか?」って聞いたとしても、もちろん地球さんは答えてくれません。だから、人間がほんとうの真実を知ることは出来ません。この世の真実を知っているのはそれこそ神様だけかもしれませんね。(別にキリスト教徒でもなんでもありません笑)

 

でも、こんなめんどくさいこと言ったって僕は、雲は雲って言うし、コップはコップって言います。だって、人に「コップ取ってきて」って言われて、

「え?なにそれ?あぁ、水とかお湯をいれておく容器のこと?それコップって言ってるけど、勝手に人間が名付けただけだから。あんまり真実だと思い込まない方がいいよ。」

とか言ってたら、超めんどくさいでしょ?笑。だから、僕も普通に人間が名付けただけの記号を使って、生活しています。ただ、こういう哲学的な思考をするのが好きなので、こういう考えに至っただけです。

 

今回は「生きづらさ」と全然関係ないこと書きましたが、僕が日常、頭の中で考えているめんどくさいことを外に出すことでなにかすっきりするかなあと思ったので、書いてみました。今後もこういう哲学的なこと書いていくかもしれません。そのときは、「まためんどくさいこと考えてんな」とか思いながら流し読みしてみてください笑。