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内向的な人による、内向的な人のための、内省ブログ

漫才師をかっこよく見せるM-1グランプリの魅力

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昨日、これまでの自分の趣味を回想してみようという記事を書きまして、あまりに長くなってしまったので今日その続きを書く。

 

ではさっそく。

 

漫才

お笑いは全般好きなんだけど、中でも特に漫才が好き。漫才とは、一本のセンターマイクの前で二人以上の人が基本的には小道具を使わずに喋りだけで笑いを取ろうとする芸のこと。漫才の日本一を決める大きな大会として、過去にはM-1グランプリ、現在ではTHE MANZAIがある。

 

 

僕はM-1グランプリが大好きだった。2000年から2010年まで毎年1回開催され、10組の漫才チャンピオンが誕生した。彼らの中にはM-1がきっかけで売れっ子になったコンビもいる。フットボールアワーアンタッチャブルブラックマヨネーズチュートリアルサンドウィッチマンNON STYLEあたりがそうだ。

 

チャンピオンにはなってないが、M-1に出たことでブレイクしたコンビも多い。ぱっと思いつくのは、南海キャンディーズとオードリー。南海キャンディーズは2004年大会の決勝に出場したことがきっかけでブレイクした。山ちゃんの方は今でもテレビに出続けている。オードリーは2008年大会で準優勝だった。しかも、一度は準決勝で敗退していたが、敗者復活戦を勝ち上がっての準優勝だったからすごい。あの春日の異様なキャラと若林の的確なツッコミが大うけし、ブレイクした。優勝したNON STYLEよりテレビ出演が多くなったというなんとも皮肉な結果に・・・笑

 

 

今のテレビ界を席巻するコンビを数多く輩出したM-1グランプリ。その一番の魅力は、漫才師たちがガチでその大会に臨んでいるということ。そして、その様子が視聴者にも伝わってくること。

 

M-1という漫才コンテストはただのお祭りごとではなく、出場する芸人にとっては冗談抜きで人生を左右するものだった。優勝賞金は1000万円。その莫大な賞金はもちろん、M-1で優勝すれば超売れっ子になれる。テレビに出れる。それこそが、芸人にとってなによりも欲しいものなはず。それを手にするために芸人たちはガチでその大会に挑む。たった4分間の漫才に人生のすべてを駆けて本気で笑いを取ろうとする。

 

そんな様子が画面の向こうから伝わってくるのがM-1の特徴。他のネタ番組とは明らかに違う異様な緊張感がM-1には漂っている。普段とは違う芸人たちの表情を見ることができる。いつもはふざけたことを言ったり、変な動きをしたりしている人たちが、本気になっておもしろいことをしている。そんな姿がかっこよく見える。漫才をかっこよく見せてくれるのがM-1の魅力。

 

本来、漫才なんておもしろければそれでいいものなんだけど、芸人たちがどんな思いで臨んでいるか、その舞台裏が垣間見えると、漫才の深みを知る。そして、漫才ってすごいって思える。たった4分、マイクの前で喋って人を笑わすってことにここまでガチになれるってことがかっこいい。M-1グランプリは漫才の魅力を存分に知ることができるのだ。

 

 

そんなM-1が2010年をもって閉幕した。しかし、芸人たちからは復活を望む声が止まなかったらしい。芸人たちにとってM-1の存在はかなり大きいものだったのだろう。M-1で優勝するために、全国ツアーを行い漫才を磨くコンビもいたほど。

 

そんな芸人たちの要望に応える形で、THE MANZAIが誕生した。厳密には“復活”した。僕が生まれる前、THE MANZAIという漫才のネタ番組があったそうで。そこではツービート(ビートたけし)や紳助・竜介島田紳助)、B&B島田洋七)など当時の漫才ブームを支えた人気コンビたちが出演していた人気番組だったらしい。 そのかつての人気番組を漫才コンテストとして復活させたのがTHE MANZAIだ。

 

これまでに2011年~2013年まで3回開催され、今年の開催も決定している。この大会も芸人たちがガチで日本一の漫才師を目指すのだが、こちらの大会はM-1と比べてお祭りの雰囲気が強い。M-1よりはガチな感じが伝わってこない気がするのだ。だから僕はTHE MANZAIよりM-1の方が好きだ。これは見る人によって好き嫌いがあると思う。良くも悪くも異様な緊張感が漂い見ているこっちまで緊張してしまうM-1。比較的、リラックスして純粋に漫才を楽しむことができるTHE MANZAI。僕はやっぱりM-1の緊張感がたまらなく好きだ。いつか復活してほしい。

 

 

 

やべ、また長くなってしまった。やっぱり好きなことの話となると長くなってしまう。いくらでも書けてしまう。また他の好きなことに関しては次回にしたいと思う。