こないだ、僕の趣味について3記事にわたって書いた。その2つ目の記事で漫才について熱く語ったのだが、つい昨日、ビッグニュースが僕のもとに飛んできた。
新生「M-1グランプリ」来夏開催をABCが発表 - お笑いナタリー
なんと!M-1グランプリ復活!!!!!
7/30に発表されたらしいのだが、僕は昨日このことを知った。電車で帰宅途中にIPhoneで見た。その瞬間の僕の顔は相当ニヤついていただろう。僕の中では、2014年のニュースの中でもっともうれしいニュースと言える。すでに今からワクワクが止まらないのだ。どうしよう。
ただ、僕だけひとりで盛り上がっててもしょうがないので、M-1グランプリという大会について、簡単に説明する。
M-1グランプリとは?
M-1グランプリはごくごくシンプルな大会だ。基本的なルールは2つしかない。
①プロ・アマ問わず。
事務所に所属しているなど、職業として芸人活動をしている人はもちろん、ド素人でも参加できる。極端な話、僕がたったいま友人の誰かとコンビを結成したとしても参加できる。とにかくおもしろければ、境遇は問わない。
②結成10年以内。
ただし、結成年数に縛りがある。コンビ結成から10年を過ぎたものはM-1に参加する資格を持たない。これは、若手芸人の中からスター漫才師を発掘するという趣旨があるためだ。
この2つがM-1グランプリのルールである。
プロだろうがアマチュアだろうが、結成10年以内のフレッシュな漫才師の中でもっともおもしろいコンビを決める。それがM-1グランプリである。
復活ではなく新生?
M-1復活発表で、「復活というよりは、新生M-1として開催したい」というところをテレビ朝日社長が強調していた。具体的にどういうところが新生なのか、その詳細は明かされていない。唯一わかっているのは、M-1の創始者である島田紳助は今回いっさいタッチしないということである。
ルールに関しても、上記の2つのルールが継続されるのかもわからない。こうなっては、現在、M-1の後継プロジェクトとして開催されているTHE MANZAIとの違いがどこにあるのかが問題になってくる。お笑い評論家であるラリー遠田さんがそれを指摘している。
「M-1」が復活するとしたら、最大のポイントは「松本人志さんが審査員になるかどうか」にある。でも、紳助さんが出ないなら、松本さんも出ないはず。ということは恐らく、松本さん無しのM-1になる。それだと、ザマンザイとあんまり変わらないかもしれない。
— ラリー遠田 (@owawriter) 2014, 7月 30
10回のM-1の内、審査員を9回務めた松本人志の存在がキーになってくると主張している。若手芸人にとって、島田紳助と松本人志という存在はまさに雲の上の人だ。その人たちに自分たちの漫才を評価してもらうということは、とんでもなく光栄なことなはず。
しかし、その2人がいないとなると、M-1の大きな特徴であり大切な醍醐味を失ってしまうことになる。THE MANZAIとどこが違うのか、という話になってしまう。
僕としては、やっぱりなるべくあのM-1をそのまま復活させてほしい。審査員席には島田紳助・ 松本人志が並び、そのほかオール巨人や上沼恵美子・大竹まこと・中田カウスらお笑い界の重鎮が座っている。司会には今田耕司、リポート?を木村祐一が務める。そんなM-1グランプリをもう一度見たい。
まだまだ新生・M-1に関してあまりに詳細がわかっていないので、以上のような疑問点があるのはいたしかたないし、続報を待つしかない。きっとあの刺激的な漫才コンテストが戻ってくることを期待したい。押しつぶされるようなプレッシャーの中で、必死に笑いを取ろうとする普段とは違った芸人の姿をまた見たい。