「頑張れない」「努力できない」そんな自分がイヤで落ち込む人は少なくないと思う。
僕もよく、世間の「頑張っている人」「努力している人」と自分を比較して、ダメダメな自分がイヤになる。自己否定感が襲ってきて、とても辛くなる。
「頑張ること」「努力すること」がとても評価される社会で、「頑張れない」「努力できない」自分の価値はとても低いように感じられてしまう。
だけど、ここでこないだ書いたように、この現状をいったん受け入れてみよう。「頑張れない」「努力できない」自分をとりあえず肯定してみよう。それから対策を考えよう。(自己否定なんか今すぐやめた方がいい、とりあえず現状を肯定してみることからすべては始まる)
僕は頑張るのが嫌いだ。僕は努力が嫌いだ。めんどくさい。
よし、これらを受け入れよう。肯定してみよう。これが僕の現状だ。
じゃ、どうするか。
これまでの経験上、どんなに気合を入れようと、どんなに「今度こそ本気出す」と意気込んでも、それは長続きしなかった。しばらくして、少しずつやる気が減退していった。
それもふまえた上で、どうするか考える。きっと僕は「頑張る」「努力する」ことはできない。少なくとも、世間の人たちが美徳だと考えているようなすばらしい「努力」はできない。
具体的に言うなら、受験生で言うところの「毎日、1日10時間勉強し続けました」とか就活生で言うところの「内定をもらうために100社以上はエントリーしました」みたいな、一般的には褒められるような「努力」「頑張り」だ。
僕にはこれらの努力はできない。実際、大学受験のときはほんとにダメ受験生だった。試験が近づけば、本気になるだろうと思っていたが、結局最後まで本気になって勉強することはなかった。
きっと僕はこれからも「頑張れない」し「努力もできない」と思う。じゃあ、どうやって生きていこう?なにもしないで生きていくことが可能なら大丈夫だけど、それなら誰も努力なんかしない。
そこで「頑張ること」「努力すること」が嫌いな人の生き方として参考になるブログがあったので紹介したい。
努力するのは最終手段です。日本では努力は美徳です。しかし、ガムシャラに頑張ることはオススメしません。
まずは努力せずに済むように、工夫することを先にした方がいいです。
(中略)
努力し続けるのは心身ともに体力が必要なので、強靭なメンタルが必要になります。コスパが悪いですね。
なので頑張らずに済むように、要領良く目的に達成する工夫を考えましょう!
なんでもかんでも努力で成し遂げようとするのではなく、できることなら「工夫」して生きていこう、という考え方。
「頑張りたくない」「努力したくない」僕にとってはすごく都合のいい考え方。うまいこと「頑張れない」「努力しない」自分を肯定できる考え方だから。「頑張りたくない」なら「努力したくない」なら、「頑張らなくていい」ように工夫しましょう、ということ。
でも努力をどうしてもしないといけない場面もあるので、その時に初めて努力するべきです。
むやみやたらに乱発させるのは、エネルギーの無駄遣いです。
頑張らざるを得ないときもあるってことだ。そんなに甘くない・・・。
力を抜いて軽やかに目的達成することに罪悪感があるせいか、そのようなお手本の人ってあまりいない気がします。
そういうことで今後私が努力しないこと、頑張らないことは重要だと考えてます。
たしかに罪悪感はある。「努力しない」「がんばらない」道を選ぶのって僕はかなり勇気がいる。「結局、逃げてるだけじゃん」という声が聞こえてきそうでコワイからだ。がんばらない生き方が肯定されるようになるためにも、この方にはがんばってもらいたい。(あれ、矛盾してるな)
というわけで、今のところ「頑張れない」「努力できない」僕に合った生き方は「楽をするための努力をする」なのかな、と思っている。ちょっと矛盾している感じもするけどまあいい。
最後に、起業家・家入一真さんのツイートを紹介しておわり。
頑張りたい人は頑張ったらいいし、頑張りたくない(頑張れない)人は頑張らなくていいと思うんだよね。俺らは頑張ってるのに頑張らない奴がいるのはズルい、あいつら頑張ってて何だか痛い、そういうの無い世界がいいなあ。
— 家入一真 #やさしいかくめいラボ (@hbkr) 2014年12月6日
頑張れない人が頑張らずに生きていける社会が良いなあ。もう背伸びもキラキラもしなくていいと思う。
— 家入一真 #やさしいかくめいラボ (@hbkr) 2014年12月6日
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