久しぶりに派遣バイトに行ってきた。
結論から言うと、昨日の不安や心配は、まったくの杞憂だった。
今日やったのは、引っ越しのバイトだった。今まで、事務所移転などのバイトはやったことがあるが、引越しははじめてだった。
だから、僕は少し緊張していた。引越しのバイトというと、作業がしんどくて、上司も怖い、というイメージがある。
そのイメージが先行して、とても不安に思っていたのだ。しかし、実際にはそんなことはまったくなかった。
現場に行くと、かなり年配の方1人と若いお兄さん2人が、すでに作業を始めていた。
基本的には、お兄さん2人がおもに作業を進め、僕ともうひとりの派遣さんがその補助をし、そして、年配の方がトラックへの詰め込みをする、という役回りだった。
僕と同じくもうひとりの派遣さんも、引越しバイトは始めてだったらしく、僕たちは勝手がよく分からず、お兄さんたちの指示を受けつつ、たどたどしく作業を行った。
重い家電製品などは、お兄さんたちが運び、僕たちは比較的、軽い荷物を運んだ。
僕たちの作業は、初心者である分、手際は良くなかっただろうと思う。しかし、それは仕方のないこと。はじめてなのに、手際よくできる方がおかしい。
だから、僕はせめて作業の足手まといにならないように努めた。指示されていないことはしないようにし、冷静に必要な作業をすることに徹した。
結果、引越し作業はかなり早く(?)終了し、予定よりも早く帰ることができた。
今日、接した人びとは、誰もかれもとても優しい人たちばかりだった。
僕は昨日、あんなにも不安を感じる必要はなかった。
昨日の僕がいったい、何にそんなに怯えていたのか、自分でもよく分からないが、とにかく昨日の不安はまったくの杞憂だった。
昨日、自分でも言っていたように、バイトなど行ってしまえばなんとかなるもので、行くまでが怖いだけなのだ。
とにかく、とてつもない不安を乗り越え、無事に作業を終了した自分を褒めてあげて、今日はゆっくり休みたい。