ほんとうに突然だが、「生きづらさを抱えている人の集会所」を作ろうと思っている。今までに何回か言ってきたことだけど、それを本当にやってみようと思う。生きづらいふ読者の方に、ちょっと興味を持って聴いてもらいたい。
前々から、ぼんやりと「生きづらさを抱えている人の集会所」みたいなのを作ってみたいな、と思っていた。まじめ系クズであったり、アダルトチルドレンであったり、そういう人たちで集まって、「これからどうやって生きていく?」と作戦を立てるような場所があればいいな、なんて。けど、具体的に動き出す勇気はなかった。
そんなときに、このブログの内容にとても共感したという読者の方と、Skypeで直接お話をする機会があった。その方との会話のなかでたまたま、「生きづらさ感じてる人たちのコミュニティみたいなのがあったらいいですよね」という話になった。そして、「実際に作ってみたらどうか?」という話にまでなった。
そんな読者さんとのやり取りがあって、実際にそういった「場」を作ってみることにした。とはいっても、まだ具体的なことはほとんど決めておらず、あくまで計画段階。そもそも、「人が集まるのかどうか」すら分からないので、決めようがないというのもある。
かといって、いろいろ考えすぎて結局なにもしないよりは、やってみた方がいいだろうと考えた。だから、思い切ってここで呼びかけてみることした。
ざっくりとどんな「場」を作ろうと思っているかを挙げてみる。
- 病気でもない、障害でもない、けど生きづらい。そんな人たちの居場所。
- 対象者は、生きづらさを感じている人。(たとえば、このブログの内容に共感できる人。アダルトチルドレンや、まじめ系クズ、パーソナリティ障害などの自覚がある人など。)
- 年齢、性別は問わない。
- 月に1回、どこかに集まってコミュニケーションを取る。
- 場所は、基本的には都内のどこか。(喫茶店やファミレスなど?)
この「場」を作るにあたって、掲げる理念のようなものが一応ある。それは、「安全基地を作る」というもの。斎藤学さんの『自分のために生きていけるということ』という本にこんなことが書いてある。
危険な人間関係から逃げ、「安全な場所」を求めよう
「安全な場所」とは、みんながあなたに関心を持ってくれ、あなたがそこにくるのを待ってくれている場所、あなたがいないと不思議がられて、いて当たり前と思われる場所です。
そこでは、誰もあなたに点数をつけません。「あなたは100点の赤ちゃんだ」とか、「85点くらいだ」とか、「この人たちの中であなたは二番だ」などの評価が、一切、無用な場所です。当たり前のことですが、心身ともに傷つけられないということは大前提です。
集まった人たちにとって、そこが「安全基地」となるような場にしたいと思っている。僕は専門家ではないので、実際にそんな場所を作れるのか分からないけど、集まった人たちと話し合いながら、作っていけたらと考えている。
集まって具体的にどんなことをするのか。たとえば、決められたテーマに沿って、それぞれが順番に話してみたり、それぞれが好きな本を紹介しあってみたり、ただただ雑談してみたり。明確な目標やゴールというのはなくて、ただその人にとって「安全な場所」になるようにしたい。ま、言ってしまえば「友達作りの延長」みたいな感じだ。
現時点で僕が考えているのはこんなところ。この時点で、もしこの計画に興味を持ってくださる方がいれば、ぜひ僕にメールでもコメントでもツイッターでもいいので、なにか反応をください。「ぜひ参加したいです」じゃなくても、「どんな感じなのか、もう少し話を聞かせてください」でもなんでもいいです。
とくに期限とかはありません!なにか連絡をくだされば、個別に連絡させていただきます。少しでも興味を持った方は、ぜひ連絡ください。よろしくお願いします。
メールはこちら enpitsumegane☆gmail.com
Twiiterはこちら @enpitsu_megane
追記(2020年1月13日)
この記事を書いてから、5年近くが経ちました。
上記のとおり、ぼくは生きづらさを感じている人のための安全基地を立ち上げました。この記事を書いた翌月2015年7月から開催し、それ以降毎月1回必ず実施しています。
ぼく自身は2017年3月を以ってこの活動を降りましたが、この回で出会った人たちにあとを託し、その方々のおかげで現在も活動が続いています。正確な数字はわかりませんが、これまでに累計で70〜80人ほどの方が参加されたのではないかと思います。
この回に参加し、同じような悩みを持つ仲間と出会ったことで、大袈裟でなく人生に好影響があった人もいらっしゃいますし、ぼく自身もそうです。誰かと接することが怖かったぼくですが、この回をきっかけに人との交流を楽しめるようになりました。
いま生きづらさを感じ、どうしようもなく塞ぎ込んでいる、けどその状況を変えるきかっけが欲しい。そんな方がいらっしゃれば、ぜひ一度この回への参加を検討してみてください。人に会って、話す。誰にも言えなかった悩みを話す。ただそれだけでも大きく変わると思います。
現在、その活動に関してはこちらのブログで公開されています。