数ヶ月前まで、僕は自己嫌悪ばかりしていた。ちょっとしたことですぐ自分を責め、自分を嫌っていた。
だけど、今では自己嫌悪することからだいぶ卒業できている。完全に自己嫌悪しないわけではないが、確実に以前より立ち直りが早くなっている。以前よりポジティブ思考でいる時間が長くなった。
あくまで僕の場合だが、僕がどのようにして自己嫌悪ライフから脱したかを簡単にまとめておこうと思う。僕が自己嫌悪ライフから脱するには2つの段階を踏む必要があった。
第1段階:「自分なんてダメだ・・・」から「自分でもやれるかもしれない?」へ
僕の場合、とにかく「自分はなんにもできないし、クズ人間なんだ・・・」と自己嫌悪していた。社会性もないし、コミュニケーション能力もない。努力もできないし、人を思いやることもできない。どっからどうみてもクズだ。そうして人生に、そして自分自身に絶望していた。
まずは、この状態から抜け出すことが必要だ。人生に対する絶望を捨て、「自分でもいけるかも?」という希望を抱けるようにしなければならない。ここが結構むずかしいのかもしれない。
僕の場合は、ある本に書いてあった一文に救われた。たった一文を読んだだけで、一瞬にして人生への希望がふつふつと湧きあがってきた。その本については以前のブログに書いた。
くわしくは上の記事を見てほしい。簡潔に書いているのですぐ読めると思う。
とにかく、ある言葉に救われて僕は一瞬にして人生に希望が持てた。「こんなクズ人間なんて・・・」から「こんな俺でも自由に生きれるかもしれない・・・?」というちょっとした希望が持てた。
そんな大きな希望じゃなくていい。「もしかしたら俺でもいけるかも・・?」というわずかな希望でいい。たったそれだけでも状況は変わる。
絶望から希望へシフトさせるには、僕の場合は本を読んだ。ただ、ほかにも手段はあると思う。映画を見るとか、ブログを読むとか、なんでもいい。なにか自分に希望を持たせてくれる言葉との運命的な出会いを果たすことができれば、自己嫌悪から脱する第1段階はクリアだ。
第2段階:自分を受け入れる
自分を受け入れるというのは、自分に自信を持たせるための方法としてよく耳にする。僕の場合、第1段階をクリアする前に自分を受け入れようとしても、とにかく絶望しかなかったから、「なにをやってもだめだ・・・それに、こんな自分を受け入れられるわけがない」と思っていた。
自分、そして人生に絶望している状態では、とても自分を受け入れることはできない。だから、第1段階として絶望から希望へシフトすることが重要になる。
第1段階をクリアし、自分を受け入れる態勢を整えることができたら、どんどん自分を受け入れよう。具体的にどういう風に自分を受け入れたらいいのか。僕は、自分を否定せず、受け入れる思考を癖づけた。
まずはじめにやったのは、自分の脳内を文字にすることだった。どんなことでもいいから、思ったことはすべて文字に起こす。スマホのメモアプリに入力するのでもいいし、ノートにえんぴつで書くのでもいい。
このとき重要なのは、どんなことでも文字に起こすことだ。絶望から希望へシフトしたとしても、自分は以前のクズ人間のままだ。ということは、思考回路はクズのままだ。そのクズ思考でさえも、文字に起こすことがもっとも重要だ。
以前の僕は、こんなことは思っていはいけない、と自分の思いを抑圧していた。そういう抑圧された自分の感情でさえもとにかく文字に起こすのだ。もし、負の感情とかネガティブな思考が表れたとしても、それも否定することなく文字にする。
そうして自分のどんな思いも抑圧することなく、外に吐き出すことでだんだんと自分を受け入れられるようになる。ただ、もちろん人に向けて発信してはいけない。自分だけのメモとして使うのだ。
しばらくすると、文字に起こさなくても心の中で自分の感情を受け入れられるようになってくる。自分の心の中で自分の感情を処理できるようになってくる。そうなったら、たとえ負の感情が出てきたときでも、「大丈夫大丈夫、これが俺なんだから」と受け入れられる。
いつどんなときでも自分が自分の敵ではなく、自分の味方でいられるようになってくると、だいぶ自己嫌悪から脱したことになるだろう。とりあえず、今の自分をそのまま受け入れる。自分が自分の味方になること。それがとても大事だ。
第1段階で、絶望から希望へシフトする。第2段階で自分を受け入れ、自分の味方になる。この2段階を踏んで、僕は自己嫌悪ライフから抜け出した。あくまで僕の経験なので、すべての人に有効かどうかは分からないが、何かの参考になればと思う。