今日はその続き。これは、仕事についても同じことが言えるんじゃないかと思う。
仕事に行きたくない、仕事したくない、って思っている人は少なくないように思う。ネット上では、そういった発言がよく見られる。
で。仕事したくない、と言っている人たちが、「したくない」と思っているのは、仕事そのものではなくて、「今の仕事」であるはずだ。
本人はもしかしたら、仕事そのものが嫌いで、仕事なんかしたくない、と思っているかもしれない。しかし、今の仕事ではなくほかの仕事をしている自分を想像してみたとき、それでも仕事をしたくないと思うだろうか。
たとえば、今の仕事とはまったく違う業界、もしくは職種を想像してみる。または、雇われて働くスタイルではなく、自分で事業を起こして働くスタイルを想像してみる。いろんなタイプの仕事、いろんなスタイルの仕事を想像してみる。そうすると、自分がそれほど仕事嫌いではないことに気づけるかもしれない。
昨日と今日の話をまとめると、
世の中には勉強が嫌いな人、仕事が嫌いな人が一定数いる。
学生にとって、勉強は楽しくもないし、憂鬱な気分にさせるものでしかないかもしれない。
サラリーマンにとって、仕事は自分の生活を確保するためだけに行う、これまた憂鬱なものでしかないのかもしれない。
しかし、人は本来、なにかを学ぶこと、誰かの役に立つことが好きな生き物であると思う。
人びとが嫌っている勉強や仕事は、今、その人が直面している勉強や仕事なのであって、「学ぶこと」自体、「誰かの役に立つこと」自体を嫌っているわけではないはずだ。
今やっている勉強や仕事が嫌いなら、それは自分との相性が悪いだけの可能性がある。自分に合った、本当にやりたい勉強、仕事とはなんなのかを考えていくといいのかもしれない。
- 作者: 中島孝志
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