勉強が嫌いで、なかなか学校の成績が良くないことを気にしている人もいると思う。自分では自覚していなくても、無意識のうちに、自分が勉強できないということをコンプレックスに感じている人もいるはずだ。
そういう人たちは、勉強嫌いな自分は不真面目でダメな奴なんだ、と自分を卑下してしまっているかもしれない。実際、僕は大学受験のとき、なかなか勉強しなくて、そんな自分を卑下しまくっていた。
しかし最近、僕はこう思ったんだ。
自分が嫌いだと思い込んでいる勉強とは、おもに「学校の勉強」だ、と。学生にとって、勉強=学校の勉強であるはずだからだ。
つまり、自分が嫌いだ、苦手だと思っているのは、学校の勉強なのであって、「勉強そのもの」は嫌いではない可能性がある。
学生だと、ついつい勉強=学校の勉強だと思い込んでしまうが、そもそもどんな人も学ぶこと自体は嫌いではないはずだ。自分の関心のあることを学ぶことは、誰だって好きなはずだ。
しかし、学生にとっては勉強は、学校の勉強に限定されてしまう。そのために、学校の勉強が嫌い=勉強が嫌い、と思い込んでしまう。
勉強が嫌いだと思い込んでいる学生は、自分は学ぶこと自体が嫌いなのだと思ってしまうかもしれないが、そんなことはないと思う。
誰だって、知的好奇心を持っており、それを満たしたいと思っている。自分が嫌いなのは、あくまで学校の勉強であって、学ぶこと自体は好きなのだ、と思えば、自分をダメ学生だと卑下する必要もなくなる。
もちろん、学校の勉強もある程度は大切だと思うが、あまり面白くないと感じているなら、自分で興味関心のあることについて学んでみるといいのかもしれない。
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