日々、いろんな選択を繰り返しながら生きているけど、その選択の多くは自分が「したい」か「したくないか」ではなくて、「合ってる」か「合ってないか」で決断しているような気がする。自分のために人生を生きているのではなくて、他人の期待に応えるために生きているからそうなってしまうのかもしれない。
たとえば、サークルとか職場なんかで飲み会に行ったあと、「このあと2次会にいく人ー?」なんて場面があったとき。まあ普通に、自分が2次会に行きたいか、行きたくないかを考えて決断すればよいはずだ。人間関係とか複雑な事情も絡んでくるだろうけど、基本的には自分の欲に従えばよい。
けど、僕はそんな状況になったとき、自分が「行きたい」か「行きたくない」かなんてどうでもいい。というか、自分がどうしたいのかさっぱり分からない。とにかく頭のなかをうずまくのは、「行った方がいいんだろうか?」「行かない方がいいんだろうか?」ということ。
「ここで帰ってしまえば、ノリが悪いと思われて嫌われてしまうかもしれない」
「いや、しかし中途半端な気持ちで参加したら、場を盛り下げてしまうかもしれない」
とかなんとか考えて、この場での「正解」を導き出そうとするのだ。とにかく自分がどうしたいか、ということよりも、「嫌われたくない」が最優先なのだ。だから、人の期待に応えようとばかりしすぎて、自分の人生をないがしろにしてきてしまったのだ。
きっと僕が思っている以上に、もっとわがままになっていいんだろうと思う。しかし、いままで自分の人生をないがしろにしすぎて、自分がなにをしたいのか、さっぱり分からなくなってしまった。「2次会に行くか行かないか」と決断を迫られたとき、ほんとうに自分がどうしたいのかまるで分からない。
まずは自分がどうしたいのかに注目することから意識してみようと思う。実際に行動に移すかどうかは別として、せめて心のなかだけでも自分の人生を優先してみよう。