これは長年の悩みだ。
もはやどれだけ欲しても手に入らないものなのかもしれない。
だけどほしい。
人よりもバイタリティが低い。だから休日は外に遊びに行くよりも、家でゆっくり過ごす方が好きだし、外に出たとしても刺激的なところに行くよりは、本屋・カフェなどゆっくり過ごせるところに行くほうが好きだ。
でもそれだと毎日同じだし、人としてつまらないような気がする。それに周りの人たちが、いろんな経験をしたり、趣味を精力的に楽しんでいたりするのを見聞きすると、なんだか自分もそうならないといけないような気がしてくる。
だから自分もみんなのように精力的に生きれるようなバイタリティがほしい。
バイタリティがあれば、日々快活に、楽しく、飽きずに過ごすことができる。そうすれば、友だちとの会話も盛り上がって、社交的な性格にもなれるかもしれない。
・・・
書いていて、思いなおした。
別にぼくはそんな人生を送りたいわけではなかった。毎日、飽きのこないような生活がしたいわけではないし、たくさんの友だちがほしいわけでもない。ただ自分が心地よいペースで、穏やかに、そしてたまに自分にとって心地よい友人と過ごせればそれでいい。
バイタリティがほしいというのはもしかしたら、周りの人に合わせなきゃいけない、という思いが動機だったのかもしれない。みんなは元気に生きてるから、自分もそうしないとおかしいと思われてしまう。それがいやだからバイタリティがほしかったのかもしれない。
ただし周囲の目がどうこう関係なく、日々疲れやすく、なんとなく無気力でいる中で、自分自身の中での「生きるモチベーション」みたいなものが薄いのは事実で、それを打開したいというのはやはりある。
なんか疲れたから今日は家にいよう。とくにやりたいこともないしYoutubeでも見よう。
そんな感じで、自分の行動を積極的に選べていない感じにもやもやする。
そういう意味ではやはりバイタリティがほしい。自分のやりたいことが積極的に湧いてくるような状態になりたい。「何が食べたい?」と聞かれたときに「うーん、まあなんでもいいかなあ」ではなく、「パスタが食べたい」と言えるような主体性というか、ポジティブな選択というか、そういうエネルギーがほしい。
一人の人間である以上、自分自身のどこかには、やりたいこと・欲求のような「積極的に選び取りたいもの」があるはずで、いまはそれがどこかに埋もれてしまっているだけ。きっと疲れとかストレスとかを取り除けば自然とそういうものが湧いてくるんだろうと思い、最近は体調を整えることに取り組んでいる。
たしかに体調はいくぶんよくなったような気がするが、それでも思い描くような活力のようなものは湧いてきていない。ただ安定した日々を過ごそうとするだけだ。もしかしたら、そもそもぼくにはそんなものないのかもしれない。
まあいずれにしても、体調がよくないとなにも始まらないので体調を整えることは続けていきたいが、バイタリティを手に入れるための試行錯誤もまだまだ続けていくことになりそうだ。