【村口和孝氏×堀江貴文氏×堀潤氏の人生相談】“みんな考えすぎ。まずやれ!”ホリエモン節炸裂 - リクナビNEXTジャーナル
これを読んだ。
先日、有明で『起業家スーパーキャリアカンファレンス』というイベントが行われたそうで。そこで登壇された村口和孝氏・堀江貴文氏・堀潤氏が学生たちの人生相談に乗り、様々なアドバイスや意見をする、という企画があったらしい。上の記事ではその一部が抜粋されている。
これを読んで、堀江さんの考え方や価値観が興味深かったので簡単にまとめたい。
上記事を見れば分かるが、登壇した3人には学生から様々な質問がなされている。それに対して、3人が答えていく。というか、自分の率直な意見を述べていく。そこにはそれぞれの価値観や考え方が色濃く反映されていておもしろい。
中でも、堀江さんの価値観はおもしろい。
「勘で意思決定すべきなのか、計算や分析をしたうえで理性的に判断すべきなのか?」という質問に対しての堀江さんの意見。
みんな考えすぎかなと思いますね。 あんまり考えないんですよね、そういうの。だって分かんないこともあるじゃないですか。数字とか。そうである時もあればそうじゃない時もある。
「過去の最大級の失敗は?そのリカバリー方法を教えてください」という質問に対して。
僕、失敗とか思わないですけど。
失敗のこととかあまり考えないほうがいいんじゃないかと。もちろん、失敗したら、その原因を分析して二度と失敗しないようにします。でも、そこまでであとは後悔しない。酒飲んで忘れる。
「学生たちの指標になるような言葉をお願いします」という、この企画の締めのコメントではこんなことを言っていた。
おととい、地元のテレビ番組で、高校3年生が「僕は将来、農業で起業したいんですけど、経営に必要な能力は何ですか?」と訳のわからないことを聞いてきたから、「お前さ、農業やりたいんだろ。今すぐやれよ。」と。 近所の畑を借りて、聞いたらテニス部だっていうんで、じゃあテニス部の後輩呼んで、「お前ら今から農作業やりながら練習だ。」って言って、トマトでも育てて販売所で1日5000円売れたら、月間15万円の売り上げだぞと。立派な商売じゃないか。今すぐできるだろと。
つまり、みんな考えすぎなんだよ。すごく考えて、考えて、考えて、会社ってものをかっちりつくってやらなければならないんだというのは20世紀で終わったんです。今日、せっかく来たんだから今すぐやろう。自分がやりたいこと、たぶんあるはずだ。頭の中には。なんか、いろいろ言い訳をしてやりたくないんだよ。やりたくないから、そういうふうにしているんだけど、今すぐやってください。
※このイベントのタイトルに「起業家」なんてワードが入っているくらいだから、おそらくこの学生たちは起業に興味のある人たちなのだろう。
堀江さんは、「考えすぎ。今すぐやれ」ということを繰り返し主張していた。たしかに、現代の人間って考えすぎる人が多い気がする。僕もつい考えすぎてしまう。漠然とした不安とか悩みが頭の中を渦巻いていて、それを解決しようと必死で考える。だけど、ただ悶々とするだけでいつにまにか考えることを放棄している。結局は何も解決していない。そんなことばかりだ。
「考える」ことは大切なことだと現代社会では思われているし、僕もそう思う。だけど、「考える」ことばかりに追われて、何も前進しないのであれば、まず行動した方がいいのかもしれない。
子どもが積み木でお城を作ろうとするとき、子どもはまず何をするだろうか?積み木を手に取らずに、腕組みをして「いったい、どうやってお城を作ろうか」と思案するだろうか?いや、しない。さっそく手当たりしだいに積み木を手に取り、とりあえず積み上げはじめるだろう。そして、やりながらああでもない、こうでもないと試行錯誤していくはずだ。
人間は大人になるにつれ賢くなる。子どものときには、考えるよりさきに行動していたのに、大人になるとこれまでの失敗や経験を活かしてよりより解決方法を導き出そうと考える。
起業のように、何かものごとを成し遂げるとき、失敗を恐れて慎重に考えすぎるより、子どものころのように大胆に行動していった方がいいのかもしれない。まず行動する。途中でつまずいたとしてもめげずに試行錯誤していけばいい。そんなことを堀江さんの考え方から学んだ。