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内向的な人による、内向的な人のための、内省ブログ

感情表現が苦手

昨日のキングオブコントを録画で観た。去年がとんでもなくおもしろかったにも関わらず、今年はなぜか自分のなかで熱量が上がらなかったのでリアルタイムでは見なかったのだけど、なんやかんや録画で見ることにした。

 

そしたらまた今年もとんでもなくおもしろかった。下火になっていた僕のお笑い熱がまた再燃するようなおもしろさで、とてもとてもよかった。やっぱりお笑いはすごいなあ、いいなあ、かっこいいなあと思った。

 

久しぶりに興奮するというか、ウキウキするような感じでとても充実した気持ちになったので少しだけ感想をツイートしたりもしたのだけど、ふとこの時の自分を振り返ってみると感情が全然表に出ていないな、と思った。

 

感情表現が苦手

自分の中ではとてもおもしろく、感動もしていたし、興奮もしていた。けどたぶんそれは、一緒に家にいた奥さんにはほとんど伝わっていなかったと思う。一人で録画を観ていたので、「観終わったよー」「おもしろかった」くらいの会話は交わしたけど、あまり深く感想を伝えたりはしなかったので、伝わっていないと思う。

 

それに、自分の感情を内心で噛みしめるような性格なので、そもそもあまり感情が外に出ない。なにか声に出して表現したいともあまり思わないし、むしろ自分の中にあるものを的確に言語化できないと思うので、無理に言葉にしたくないような気もする。

 

自分のエゴを出したくない

あとは、そもそも自分が感じたものを相手に伝えること自体をあまりしたくないと思っているかもしれない。自分が見聞きして楽しいと思ったことを誰かに伝えることに申し訳無さというか、興味があるかもわからないのに押し付けてしまうような形になるのは相手にとってよくないし、単なる自分のエゴでしかないんじゃないか、という風に思っているのかもしれない。

 

そもそも感情が薄くなってきた

もっと昔を振り返ってみると、もっと自分の好きなものにのめり込んでいた。お笑いもそうだし、プロ野球もそうだし、毎日好きなものに触れてその楽しさを噛み締めていた。そして一つのイベントに対してその楽しみを噛みしめる時間が今よりも長かったような気がする。

 

今は昔ほど暇ではなくなってしまったのもあるのか、一つ一つを噛みしめる時間が短くなっているし、そもそもの楽しいコンテンツがたくさんありすぎてどんどん対象が移り変わっていっている感じがする。ただそれは同じ熱量で楽しめるものがたくさんあるというよりは、よくも悪くもそこまで楽しくはないのにただただ関心を奪っていくような情報とかコンテンツが多いという感じ。TwitterとかYoutubeとか。

 

つねにニュートラルでいようとしている

あとは、感情がつねにニュートラルであるように自分でブレーキをかけているところもあるかもしれない。自分の感情がめちゃくちゃ落ち込んでいる状態になるのも嫌だし、逆にめちゃくちゃテンション高い状態になることも、無意識下ではよくないことだと思っているのかもしれない。

 

テンションが高い・低い、どちらであってもリスクがあるような感じがして、できればニュートラルな状態で居続けたいと思っている。テニスでいうと、自分がボールを打ち返した後は、次のボールをなるべく返せるように、コートの真ん中で待っているというような感じ。

 

考え事が多すぎる

なんでニュートラルで居ようとしているのか。日々いろんな考え事というか、やらなきゃいけないこととか、将来に向けて考えないといけないことなんかが山程あって、それがつねに頭のどこかに置かれている状態で、楽しいことがあってもどこか手放しで楽しめないような感じなのかもしれない。

 

良くも悪くも大人になってしまったということなのかもしれない。人生楽しいことばかりではないし、日々いろんな事があるなかで自分の余暇を見つけて楽しい時間を作っていくというのが大人なんだとするとまさにそんな感じになっているのかもしれない。

 

好きなことを噛みしめる

当初書きたかったこととだいぶ逸れてきてしまったのだけど、そもそも性格的に感情表現が苦手だということについては、周りの人に伝わりづらいので人間関係的にはちょっと難ありという感じだと思うのだけど、僕にとって一番自分が楽しいというか満足できる形なのは、外に向けて表現するのではなく、自分の内側で噛みしめる形なので、それについては引け目を感じることなく大事にしたい。

 

あとは最近なかなか難しくなっているけど、好きなものにじっくり時間をかけて楽しむことも大事にしたい。忙しかったりしてなかなかできていないし、ついついYoutubeとか手軽に短い時間でそれなりに楽しめてしまうものに時間を使ってしまいがちなので、本当に好きなコンテンツに時間を割くことも大事にしたい。

 

まず、直近はMLBのポストシーズンをしっかりウォッチしたい。